保健師で起業するという選択

サービスを提供する側も利用する側も今は「自分らしさを求める時代」になりました。
起業への選択には「自分のスタイルで働きながら、私を必要としてくれる人のニーズに応えたい」という共通のマインドがあります。
公益性の狭間には小さな社会が生まれており「私が何とかしなければ」という使命観を持ちながら新しい支援を創り出していくことが開業保健師なのかもしれません。
利用される方の複雑・多様化したニーズに対応するサービスはできるだけ細やかで継続的に提供される方がいいと思いますし、小さな社会の隙間を埋めるには利用される方の想いも反映される方が満足いくのではないかと考えています。
これまでになかったオリジナルサービスを創発し、自身のミッションが明確であり、社会企業家精神に富み、自分軸の中で働き方のデザインを構築している事業家というところでしょうか。
ただ、起業には大きなリスクを伴うことを自覚しなくてはなりません。
雇用される側から雇用する立場になりますから、金銭管理、サービスの質向上、自己責任などのリスクマネジメントが大変重要となります。
ビジネスとして成功するための攻めの能力も必要ですが、自分を守るための力も求められますので経営等の自己研さんは欠かせない部分です。