被災地にてお話を聞かせていただきました

4月中旬。季節が少し暖かくなり桜が咲くころに東北まで伺ってきました。

あれから6年。ずっと訪問したいと思いながらもどうして行けなくて。

その理由は、「勇気がなくて」という理由が一番当てはまるかもしれません。

行くと決めてからは心が震えるような感情が毎日あふれていました。

 

現地では、盛り土をするための車両と工事に携わる人がたくさんおられました。あたりを見渡す姿を見つけて、工事現場の方が声をかけてくださいました。当時のお話は今も鮮明に残っていることが伝わってきました。

津波でなくなってしまった街並み、日常の中で、ここに住む人たちは今日までどのような思いで過ごされてきたのだろう。私はここでは何の役にも立てなかった。でもここで聴かせてもらった話をたくさんの方に伝えながら心構えを持つきっかけを提案できるのではないかと考えています。

これまでの活動を通し、産後の女性をケアすることを前提にママたちに伝える役割を果たしたい。そして、もし、震災が起きた時のサバイバルな72時間を生き抜くために「民助」という言葉を使って必要なケアについて考えていきたいと思います。